アーティチョークへの想い
「アーティチョーク」。
その味を知った時は衝撃を受けました。
「筍」と「百合根」と「芋」を
足して4で割ったような味…
幸いにしてわたしの周りにはアーティチョークを知るシェフの皆様がいました。話を聞いてみると、お店で使いたくてもフレッシュなものが手に入らず原価も高い。
一つの目標が芽生えました。
収穫は5月下旬から約2週間。
この時期しか採れないアーティチョークを 季節の野菜として日本の飲食店に普及させたい。
こうして、わたしの「アーティチョークプロジェクト」がスタートしたのです。
2回の渡仏。
2013年2月、フランスのアーティチョーク農家を訪問しました。 日本では見ることができない広大なアーティチョーク畑。 スケールの大きさとヨーロッパの土質の違いに驚いたのを今でもはっきり覚えています。
さらに、マルシェでは日本のスーパーで見かけるジャガイモやタマネギのように山積みで売られていました。 日本では珍しい野菜であっても、現地では普段使いの普通の野菜だったのです。
2016年2月、2度目のアーティチョーク農家訪問。師匠とは3年ぶりの再会です。 既に日本で栽培を始めていましたので、3年前よりも知識は増えていますが、 やはり師匠の話を聞くと初心に戻ります。
日本最大級のアーティチョーク畑へ
現在、約1200株のアーティチョークを栽培し、 日本最大級のアーティチョーク畑を保有するに至りました。
おかげさまで、シェフの皆様からお声を頂き、 少しづつですが、アーティチョークの普及を進めており、 レストランとのイベントも開催しています。 前菜からデザートまでアーティチョークを使う「アーティチョークを食べつくす会」。 そして、一般消費者までも対象にした、ブドウ狩りでもいちご狩りでもない「アーティチョーク狩り」。
微力ではございますが、日本でのアーティチョークの普及に貢献できればと思っています。