野菜をデザインする。
提案する農業。
私は農家になる前に、11年間自動車販売会社に勤めていました。そこでは店長兼営業。
農家の仕事とは「畑ちがい」と思われるかもしれませんが、社外研修や顧客管理をはじめとする多くの仕事は、農業にすべて活かしきれている気がします。消費者・生産者両方の視点でたてるのは前職のおかげです。
野菜を「創る」こと
野菜はただ単に「成長したから食べる」のではなく、「おいしく食べるタイミング」があると考えます。
一般の小売店で販売される「規格サイズ」にはこだわりません。なぜならそこには今までに食べたことのない野菜の発見があるからです。
もう少し大きくなれば「小売サイズ」になる。
その前に収穫することで、シェフの出す一皿の「主役を張れる」野菜になるのです。もちろんサイズは「規格外」ですが、味は規格「以上」でなくてはなりません。
土作りや肥料、栽培方法、収穫のタイミング、そしてその野菜の品種の持っている「DNA」...
それらを吟味し、試行錯誤を重ねています。
もちろん、収穫したあとの野菜の梱包、配送方法もたいせつなステップです。
お客様の口に入るまでが、自分にとっての「野菜創り」だと考えます。
栽培・収穫・梱包・食卓への提案。
それが私のこだわり。